【ハースストーン】7/15アップデート内容(カードの下方修正)の所感
おそらく現環境最後のナーフ。
修正されるカード
【竜の女王アレクストラーザ】
生成されるドラゴンカードが0から1へ修正。
このカードとしては二度目の修正。
前回の修正では、女王アレクから女王アレクが生成しないように変更されました。
元々ハイランダーの9ターン目に大型ミニオンを3体並べることで盤面をひっくり返していたので、ただ9/8/8が出るだけでは何も強くありません。
急襲も挑発も付いていないので、ただのテンポロスカードに成り下がった印象です。
次回の拡張セットで強力なカードを追加するための布石のようにもみえますね。
【海賊の隠し武器】
引いた武器の耐久値だけ+1されるように修正。
『やっぱりきたか。』といった感じ。
ウォリアーも何かしらのナーフはされるだろうと見込んではいたものの、マナコストが上がらなかった点と、耐久値ではなく攻撃力が下がったことに関しては、そこまで大きく弱くする必要はないだろうという開発の優しさを感じます。
ウォリアーの動きとしては全く影響がないように見えるものの、単純に計3点の打点が減るのは大きな痛手です。
この影響で採用されなくなるといったことは全くありませんが、以前より序盤の除去に手間取ることになりそうなので、追加で何かしらの除去カードを採用することになるかもしれません。
【悪魔変身】
与えるダメージが5から4へ修正。
イリダンを象徴するようなカードなので、開発的には修正はできるだけ避けたかったようにも見えましたが、そうも言ってられなくなったようです。
多くのゲームで悪魔変身による10点がリーサルに大きく貢献していたので、計2点も打点が下がるのは本当にいただけない。
4月に比べ、環境がレイトゲーム化していることを考慮するなら、まだ1マナ上がった方が優しかったかもしれません。
この弱体化を受けて、まだアグロと名乗るのは無理がありますね。
【ケイン・サンフューリー】
ヘルスが5から4ヘ修正。
スタッツとしては3マナミニオンですね。
テキストが強いミニオンなので、案外影響は少ない方かもしれません。
現在のデーモンハンターはこれより強力なミニオンを持ち合わせていないので、ケインが抜ける時はテンポ(アグロ)デーモンハンターの終焉だと思います。
【アズィノスのウォーグレイヴ】
マナコストが5から6へ修正。
この修正により、本格的に終わった感じがします。
現在のデモハンはこのカードの打点に依存しすぎているので、装備するのが1ターン遅れるのはテンポ(アグロ)デッキとして致命的です。
デモハンは次拡張まで一旦休憩といった感じです。
恐らくこの思い切った修正は次拡張で強力なカードを追加したいという開発の意志だと思うので、悪い知らせと言い切るのは早いかもしれません。
今までが強すぎただけなので、デモハンばかりプレイしてきた人はこれを機に他のデッキも触ってみましょう。
【ドラゴンキャスター】
マナコストが6から7へ修正。
やはり許されなかったか、という印象。
最近はカジノメイジといった(ネタ寄りの)アーキタイプも登場してきていたので、ちょっと調子に乗ってしまったのが仇になりましたね。
個人的には妥当な修正だと思います。
マナ踏み倒し系カードはHSには必要ない。
【菌々財宝】
マナコストが2から3へ修正。
最近ドルイドが急成長しているので、【菌々財宝】か【過剰繁殖】の修正はあると思っていました。
2ターン目の強力すぎるドローを始めとして、イセラを埋めたあとのドローや、異境の乗騎売りからのドローも便利すぎた節があるので、この修正は当然と言ったところ。
序盤のドローが1ターン遅れることで、全ての動きが1ターンずつ遅れます。
ドルイドの修正は1枚だけですが、この1枚の修正は大きく響くと思います。
【這い寄る悪魔ガラクロンド】
ドローしたカードのコストが0から1に修正。
ローグは現在微妙な立ち位置にいるので、強すぎたからというよりは、アレクの修正に合わせたものといった意味合いが強そうです。
ブリザードの方針として、次回に追加するカードと相性の良すぎるカードは事前に弱くしてくといったことをする節があるので、次環境に期待です。
グッバイ0マナクロンクス。
総評
8月の新拡張に向けて、現状強すぎる奴らにとどめを刺しておこうといった修正に見えますね。
中でもイリダンの修正はかなり痛そうに見えます。
なぜかノータッチのプリーストが今後どうなるか気になるところです。