【デッキガイド】カザカサンドルイドを完璧に使いこなすための手引き #ハースストーン
はじめに
こんにちは、どりるです。
オニクシア環境も十分に煮詰まってきて、新環境まで残り3週間となりました。
今回はカザカサン(ランプ)ドルイドの結論を言語化する記事となります。
この半年間の集大成となるので、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
カザカサンドルで3月度アーリーレジェ✨
— どりる🌻\(•◡•)/🌻 (@DRILL_hs) 2022年3月3日
不利な相手が環境から消えたので、爆速で駆け上がれました💪
カザカサンのリストは色々あるけれど、僕の中ではこの30枚がベストです。#ハースストーン pic.twitter.com/AUkKz0u4EK
ランプドルイドとしての基本的な動きは、以前の記事の内容と重複する箇所も多いので、こちらも目を通しておくことを推奨します。
デッキリスト
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現状私が愛用しているリストです。
広く認知されているリストには【菌々財宝】の代わりに【マリゴス】が採用されていますが、正直好みの範疇です。
【セナリウスの結界】が採用されていないリストを使っているプレイヤーも存在しますが、マッチアップ分布が尖っているので個人的にはおすすめしていません。
マリガン
マストキープ(先攻後攻問わずキープ)
▲各一枚まで。
セットキープ
▲過剰繁殖か菌々財宝が取れた時のみ予習をキープ。
▲過剰繁殖かガフが取れた時のみ電光刹花と練気をキープ。
▲先攻時に過剰繁殖かガフが取れた時のみポーチをキープ。
▲過剰繁殖かガフが取れた時のみカザカサンをキープ。ドルイド・ウォロ・ウォリ等の遅いマッチ限定。
各カードの解説
ランプドルイドのコアカード郡の基本情報は以前にも解説したので、今回はより深い内容の解説をしていきます。
【練気・電光刹花】
【過剰繁殖】と【ガフ】を早期に使用するためのカードです。
先に借金をしてマナ加速を行い、後でドローを回して手札を増やすというのが鉄板ムーブです。
【ガフ】への変身後はこのカードを絡めて毎ターンヒロパを押し、率先的にマナに変換していきましょう。
【自然学の予習】
2ターン目の【菌々財宝】と、3ターン目の【過剰繁殖】が特に強力なので、これらのカードが取れたのならばキープして良いでしょう。
【予習】の真の強さは《次ターンへ跨げるマナ減算効果》なので、1マナ余った際はターンの最後に使用し、マナを次ターンに繰り越すことを意識しましょう。
手札に使いたいカードがない場合は【予習】からスタートすることもありますが、正直あまりやりたくない動きです。
【伸縮自在ポーチ】
このデッキでは十中八九【練気・電光刹花】に変換します。
1マナ余った際にマナを繰り越すという意味では、用途は【予習】と似ています。
現環境で強力な10マナカードは【オニクシア・適者生存・ヨグ】の3種類くらいなので、10マナカードに変換するのも正直博打に近いです。
前環境では《日蝕ポーチ》も強力でしたが、今ではめっきりやらなくなりましたね。
【ガフ】のマナ加速や【カザカサン】の宝物を活かす為にも、【電光刹花】か【練気】に変換しておいた方が無難に強いです。
【コールドトゥース鉱山の確保】
正直自由枠です。
ただ、ゲーム中盤に【オニクシア】は確実に手札に引き込んでおきたいというのと、【カザカサン】着地後に【死者の書】や【ラグナロスの残り火】を確定でサーチできるのはかなり便利なので重宝しています。
個人的には【マリゴス】や【繁茂】より価値が高いカードだと思っています。
【月蝕・沼ビーム】
0マナ3点除去を存分に入れておかないと、マナ加速を行っている間に轢き殺されます。
ドルイドは体力回復手段も除去手段も豊富とは言えないので、4枚積みは固定で良いと思ってます。
テンポデッキに対しては、【導き】からピックできるとバリュー高いです。
【月明かりの導き】
【過剰繁殖・ガフ・カザカサン】を強引に手札に入れるためのカードといった認識です。
追加ドロー効果も魅力的ですが、カード1枚のバリューを重視することが多いですね。
【カザカサン】着地の目処が付いた場合は、宝物をコピーすることも視野に入れましょう。
【重さ当て】
2ドローできるならば最高のドローソースですが、失敗した時の損失が酷いので、カードパワーとしては【菌々財宝】に劣る存在です。
私は現状マリガンでキープしていません。
【日蝕】
主な用途としては以下の通り。
【結界】か【過剰繁殖】に一枚目を使用し、【カザカサン】の為にもう一枚残しておくというのがセオリーです。
現在の【日蝕】は非常に価値が高いので、リーサルプランが見えていないのに雑に使うのは非推奨です。
個人的にイチオシなのは《電光刹花+日蝕+過剰繁殖》ですね。2-4ターン目にこれが決まって負けたことはないです。
【菌々財宝】
【カザカサン】の為にデッキをドラゴンか呪文で満たさなければならない都合上、非常に相性の良いドローソースで、個人的にはこのデッキの最重要カードと位置付けています。
このカードで【カザカサン】を飛ばしてしまうと、太い勝ち筋が一つ消滅してしまいますが、それ以上にマナ加速カードを引けないことの方が太い負け筋だと考えているので、私はこのカードを率先的にプレイするべきだと結論付けました。
とはいえ、マナ加速が引けた後も闇雲にプレイして【カザカサン】を飛ばしてしまうのではなく、デッキ内の残カード数をチェックしながらプレイするかを検討してください。
私の基準では《デッキ総数が17枚未満且つカザカサンを失いたくない状況》ならば、プレイするのは控えています。
また、《カザカサンの宝物》は相対的にミニオンが弱い傾向にあるので、当カードとの相性は良好です。
【過剰繁殖】
どんなマッチアップであれ、1-3ターン目にこのカードをプレイすることを目標とし、その次に【ガフ】か【カザカサン】を探します。
【ガフ】のマナ加速だけでも十分有利に進行できますが、前述したように《電光刹花+日蝕+過剰繁殖》のコンボが強力なのも相まって、現在も非常に依存度の高い存在です。
【野生の心のガフ】
前環境のランプドルイドとは違い、兎に角10マナを目指すデッキではなくなった影響で、前回よりは少し依存度が下がりました。
ただ、11マナ以上を解放しておくと、【カザカサン】着地と同ターンに宝物のプレイも可能になる為、主にミラーやレイトマッチで非常に重要な役割を持ちます。
再三言っていることではありますが、【ガフ】変身後は【電光刹花】や【練気】を使ってでも毎ターンヒロパを押してマナ加速してください。
【オニクシアの鱗】
除去にも展開にも使える上に、一部《カザカサンの宝物》とのシナジーも見込める万能トークンカードです。
唯一の欠点は、マナ加速後でないとまともに機能しない点で、5マナ辺りから【電光刹花】でプレイするのも微妙なことが多いです。
以上の理由でマリガンで残すことはありませんが、盤面で戦うミッドレンジデッキに対しては常に手札に用意しておきたいカードではあります。
【カザカサン】
宝物のピック基準に関して、私の理解度が高くなった影響もあり、前回の記事とは意見の異なる部分が多々あります。
文章でニュアンスの全てを伝えるのは限界があるので、大体の強弱の基準を画像で用意しました。
右上に近いカードほど用途が広く(強い)、左下に近いほど用途が狭い(弱い)という解釈でOKです。
実際のところは使ってみないとわからない部分が大きいと思うので、この表を元に色々試してみることをお勧めします。
私が把握してない未知のコンボもあるかも知れません。
【セナリウスの結界】
現環境では、盤面を無視してマルフュリオンの顔面を叩き続ける不届き者が多いので、装甲を積む手段は何かしら必要です。
《日蝕結界》は対レイトデッキへのジャブとしても有効に働き、且つアグロやミッドレンジへの勝ち筋として幅広く機能するので、私は採用することを推奨しています。
ドルイドに不慣れな人によく勘違いされがちですが、《日蝕結界》をプレイすれば勝てるデッキでありません。
あくまでリーサル手段の前段階として優秀なジャブ的なコンボなので、賢く使いましょう。
【レイドボスオニクシア】
マナ加速中に展開されたミニオンを一掃してくれる超優秀除去。
10マナに届き次第、【オニクシア】か《日蝕結界》のプレイを目指すと良いでしょう。
基本的には【カザカサン】の着地前に盤面を掃除しておきたいので、より円滑にゲームが進むように【コールドトゥース】の採用を推奨しています。
このデッキの目標
当デッキの初期目標はマナ加速カードを探すことですが、次の目標は《日蝕結界》か【オニクシア】を手に入れ、盤面を掌握することです。
最終目標は【カザカサン】をプレイすることなのですが、プレイ後に宝物の強さが発揮されるまでに1-3ターンを要するので、一旦相手のクロックを全力で切っておく必要があります。
よく勘違いされがちですが、兎に角最速で【カザカサン】をプレイすれば勝てるというわけではなく、あくまでリーサルプランとして強力というだけなので、まずは自分のヘルスを確保してから彼を着地させてください。
少し遠回りに思えるかもしれませんが、確実に必要な手順です。
カザカサンとの相乗効果
【カザカサン】の精製するカードと【日蝕】と【導き】は非常に相性が良いため、余裕があるならばそれらを手札に加えてから彼を着地させるのが理想となります。
特に【日蝕】+【残り火・死者の書・純冷気】は速攻でゲームを終わらせるパワーがあるので、ミラーやコントロールマッチでは意識してみてください。
マナ加速の優先順位
ゲーム序盤で【過剰繁殖】と【ガフ】がどちらも手札にある場合、必ず【過剰繁殖】を優先してプレイしてください。
【過剰繁殖】は4マナで2加速ですが、【ガフ】は6マナで2加速のため、元手のマナが少ない序盤では前者の方がマナが無駄なく使えて優秀です。
細かい要素ではありますが、レジェ上位帯では常識です。
最強のコンボ
【日蝕】の項目でも触れましたが、2-4ターン目に行う《電光刹花(+練気・コイン)+日蝕+過剰繁殖》はどのマッチでも最強のコンボです。
早急に7マナに到達することで、【オニクシアの鱗】や【沼ビーム】での除去が円滑に行えたり、相手がミニオンを展開する前に【カザカサン】を着地できたりするので、悪い要素は一切ありません。
一枚目の【日蝕】を捨ててもお釣りがくるレベルなので、是非試してみてください。
対アグロについて
ここまで当デッキの強さを語ってきておいて恐縮なのですが、このデッキはアグロには勝てません。
《シャドプリ》や《フェイスハンター》はまだ勝てる部類ですが、今流行りの《獣ドルイド》は2:8で不利です。
特に先攻初手の【トログ】はどうしようもなく、【堆肥化】や【草攻凶花】の強さも相まって、止めることができません。
逆に言えば、マッチングした段階で勝ち確定のマッチアップも存在しており、それ故に現環境が『ジャンケン』と呼ばれる理由です。
余程相手が事故っていない限りは負けてしまうので、現状ではアグロに対してマリガンを変えることはしなくても良いと考えています。
プリーストもハンターもドルイドも、マッチングした段階ではアグロとは限らない上、アグロ以外ならば五分以上の相性です。
故に、どの道不利なマッチを考えるのではなく、五分の試合に集中してマリガンするべきです。
どうしてもアグロばかりに当たる環境ならば、そもそもドルイドを使うべきではないと考えます。
元も子もない話ではありますが、それが現環境の事実です。
以上を踏まえた上でラダーを楽しんでください。
まとめ
- 菌々財宝でカザカサンを失うことを恐れるな
- 電光刹花日蝕過剰繁殖は最強
- 予習は最後に使え
- 相手のクロックは許すな
- ガフのヒロパでマナ増やせ
- アグロには負けるもの
ここまで長い文章をお読みいただきありがとうございました。
スタン落ちまでの最後の3週間を楽しみましょう。