『カザカサンの宝物』ピック優先度解説 #ハースストーン
はじめに
カザカサンドルイド最前線プレイヤーこと、どりるです。
一見ガチャデッキのように見えて、意外と実力派のカザカサンについての記事です。
この一週間で一定数の試行回数は稼げたので、2月23日現在の『カザカサンの宝物』についての解説をしていきたいと思います。
まだまだデッキの完成度もプレイヤーの練度も未熟なので、今後意見が変わることもあるとは思いますが、今現在の意見交換の叩き台として読んでくださると幸いです。
- はじめに
- 評価基準
- 《ティア1》確実にピックするカード
- 《ティア2》状況によっては強力なカード
- 《ティア3》ギリギリ使えるカード
- 《ティア4》弱いけど妥協ピックするカード
- 《ティア5》絶対にピックしないカード
- 《オマケ》現在の私のデッキリスト
- さいごに
評価基準
現在私がメインで使用している「カザカサンドルイド」での評価となります。
カード単体としての強さや、他カードとのシナジー、ゲームプランとの兼ね合い等、総合的な使い勝手の良し悪しを5段階で評価します。
なお、同一ティア内の強弱は掲載順に【強→弱】とします。
《ティア1》確実にピックするカード
【イナゴだァーッ!!!】
空の盤面から相手の顔に14点飛ばすことができ、そのまま14点クロックが発生する最強カード。
アグロデッキ以外にはマストピックです。
ミラーにおいては先に【イナゴ】を使ったプレイヤーがほぼ勝ちなので、かなり大味なカードでもあります。
【双呪文】って書いてなくても強い。
【マジウザ・ラッパ】
【イナゴ】が攻めの最強カードならば、こちらは守りの最強カード。
きっちり自分のヘルスを守りながら、クロックとしても十分過ぎる働きをみせるので、いかなるマッチでも優先的にピックします。
【分解のワンド】
相手にどれだけ面倒な盤面を構築されていても、これ1枚だけで返せる究極の除去です。
効果に対するマナが安過ぎるのが最大のメリットで、ドルイドならば《分解のワンド+盤面展開》を両立させることも可能です。
“ほとんどミニオンを展開してこないデッキ”でなければ、まずピックして損はないカードです。
盤面のクロックで戦うミッドレンジに対しては、このカード1枚でひっくり返る試合も少なくありません。
【ラグナロスの残り火】
コントロールとコンボデッキに対するテックカードです。
ウォリやウォロに対して【残り火】が取れたならば、ほぼ勝ちと言っても良いでしょう。
【死者の書】や【分解のワンド】との相性もかなり良いので、【残り火】が取れたならば意識してみると良いでしょう。
【日蝕】とのコンボも凄まじいですが、大抵過剰火力です。
《ティア2》状況によっては強力なカード
【死者の書】
「全ての”敵”に」と書いてあるので、相手のヒーローにもしっかり7点入ります。
見た目は14マナなので初見だと強く見えないかもしませんが、【イナゴ】や【マジウザ】のようなトークンカードの宝物が強い都合上、このカードのマナを減らすのも容易です。
大抵の場合は0~6マナ程度で使えるので、AoE兼バーストダメージとしては破格の性能です。
特にドルイドの場合は【日蝕】と組み合わせることで21点バーストくらいは余裕で出せるので、ミニオンを展開してこないデッキであってもピックする価値は十分にあると思います。
【鱗の杖】
除去能力としては【分解のワンド】に劣りますが、ドルイドの苦手な確定除去を5マナで扱えるのは非常に強力です。
比較的大きなミニオンを展開してくるデッキにしか刺さりませんが、盤面に残り続ける蛇のプレッシャーは計り知れないものです。
ミラクルプリの【ナズマニの血紡ぎ師】や、シャーマンの【降雪の守護者】に対しての明確な回答なので、覚えておくと良いでしょう。
本来不利であるはずのデッキに勝てるようになったのはカザカサンの大きな功績です。
【吸血の牙】
アンチドルイドのアグロデッキが増えてきた影響で、最近評価が上がったカードでもあります。
カザカサンを着地させたとしても、「盤面を無視して顔を殴られ続けて負ける」というのは割とよくある負け筋です。
そんなデッキに対しては1枚取っておくと安心です。
ちなみに自分のミニオンにも打てます。
【ドクター・ブームボックス】
テキストの強さとしては【イナゴ】の劣化版カードですが、4マナとして破格の性能なのは間違いありません。
コントロールやコンボデッキに対してピックする分には強力ですが、自身のヘルスを守らなければならない試合では無用の長物です。
必要な試合を見極める力を養いましょう。
《ティア3》ギリギリ使えるカード
【不穏な気配】
これ以外にティア1・2のカードがなかった場合の妥協の選択肢です。
カザカサン着地後は2-3ターンで決着させなければならない試合が多いので、デッキ圧縮をピックするのは十分にアリです。
1ターンをデッキ圧縮に割いたとしても、次ターンに【イナゴ】か【マジウザ】をプレイできればなんの問題もありません。
地味に4装甲付くので、アグロに対しての軽微な延命手段としても使えます。
【純冷気】
正直な話、【残り火】や【死者の書】の劣化版です。
ピックする試合は対コントロールやコンボデッキに限りますが、【日蝕】との組み合わせで7マナ16点が出せるのはそれなりに強力です。
必要に応じてピックしましょう。
【ババ】
「必ずミニオンを選択して殴らなければならない」という致命的な欠陥を抱えているので、単なる5/8/8としてピックすることが多いです。
カザカサン着地後の【菌々財宝】のバリューが下がってしまうので、できればミニオンはピックしたくないのですが、ミニオンさえ除去していれば勝てるテンポマッチならばピックする機会はあるでしょう。
【「ザ・甲殻類」クラスティ】
単体除去としては【吸血の牙】の方が有用性は高いので、ピックする機会は少ないでしょう。
ここから下のカードは劣化版的なニュアンスが拭えないです。
《ティア4》弱いけど妥協ピックするカード
【ノーム製アーミーナイフ】
正直な話、《生命奪取》が主なピック理由です。
テキスト自体は良いのですが、如何せん5マナというのが絶妙に重く、お世話になる機会は少ないです。
ヘルスを回復したい試合ならば、【ワックスレイジャー】や【時計仕掛けの助手】を取ってみると良いかもしれません。
【バナナ・スプリット】
デッキ内に大型ミニオンが少ないため、どうしても使う機会は少ないです。
少なくとも「ドルイドでは弱い」という感じですね。
【チビドラゴン】や【ブラッドハウンド】等の急襲付きミニオンをコピーすれば、コピーも走れたりします。
【退魔錘エクソサイザー】
除去呪文ならいくらでもあるので、テキストはオマケです。
単純に1マナ9点がおいしいので、他の選択肢が弱いならばピックする価値はあるでしょう。
【カノプス壺】
トークンを生み出す宝物が多いため、一見シナジーが強そうに思えますが、宝物を埋めた次ターンのトップがこれだとテンポロスが物凄いです。
「単体で何もできないカード」を「たった10枚だけのデッキ」に混ぜるのは賢いとは言えません。
【ハイパーブラスター】
単体除去としてはかなり弱い部類ですが、一応使えなくもないです。
【突然変異を促す注射】
一応ピックはするものの、このカードの有無でゲームが決まることはほぼないです。
対アグロならば取っておくと役立つかもしれません。
【聖典】
一応ピックはするものの、大抵使わずに終わるカードです。
効果はぼちぼち強いものの、如何せんマナが重すぎます。
盤面に干渉できるカードではあるので、粗大ゴミとまではいきません。
【ワックス・レイジャー】
一見コピーしたりすると強そうに思えますが、ミラーならば【分解のワンド】1枚で返されます。
その上即座に盤面に干渉できないので、大抵は3マナ払う価値はありません。
【時計仕掛けの助手】
即座に盤面に干渉できないカードは基本的に弱いです。
アグロには遅すぎますし、コントロールには簡単に除去されます。
相手がカザカサン入りならば絶対に取りませんね。
【古代の鏡像】
絶対に取らないとは言わないけれど、取ると大抵後悔するカード。
【ワックスレイジャー】や【時計仕掛けの助手】をコピーしてやりましょう。
恐らく通りません。
《ティア5》絶対にピックしないカード
全く取る価値がないので解説は省きます。
ケルデラーの柄と刃を両方手に入れると【ケルデラー】が手に入るのですが、現状ネタレベルなので気にしなくていいです。
《オマケ》現在の私のデッキリスト
AAECAZICBKT2A4mLBKWtBISwBA3lugPougObzgPw1AOJ4AOK4APR4QOP5AOvgASunwS4oASwpQTPrAQA
《マリガン》
予習、重さ当て、菌々財宝、過剰繁殖、ガフ
《対アグロ》
月蝕
さいごに
カザカサンと一口に言っても、デッキによって評価が変わる要素も多々あると思うので、あくまで現在の「ドルイド」の意見として受け取っていただけると幸いです。
来月までガフが生きていたらデッキガイドも書きたいですね。