ランプドルイドデッキガイド #ハースストーン
はじめに
こんにちは!
11月初頭からの転職後、ゲームはおろかネットから断絶された生活を送っていた男、どりる(@DRILL_hs)です。
久々にHSに戻ってきたら面白そうなデッキが転がってたので共有します。
今月もランプドルでレジェ。
— どりる🌻\(•◡•)/🌻 (@DRILL_hs) 2022年1月3日
仕事始まる前に達成できて良かった😃
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デッキリスト
リスト自体はHSRに載っていたものを流用したものですが、4枚ほど自分で差し替えてます。
【スニードの傑作機ゴライアス】を採用してるのが特徴ですね。
【智慧の宝珠】と【ミュターヌス】は必須枠ではないので、資産がない方は【練気】等に差し替えて運用してみてください。
《デッキコード》
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ランプドルイドってどんなデッキ?
ナーフされた星界配列パッケージを抜き、新たにマナ加速系パワーカードの【野生の心のガフ】をメインパッケージに据えたランプドルイドです。
アルタラックで追加されたカード郡が非常に強力で、従来のマナ加速系デッキよりも除去性能やドロー性能が高く、コントロールデッキと呼んでも差し支えないほどの継戦能力が高いのが特徴で、アグロやコンボデッキに飽きた人にオススメできる非常にフレキシブルなデッキです。
プレイ難易度はそれなりに高いものの、マリガン自体はシンプルなので、初心者でもとっつきやすいデッキではあると思います。
※ランプデッキ=早期のマナ加速を用いて、ゲーム中盤から大型ミニオンを展開して勝つことを目的としたデッキ
マリガン
マストキープ
▲両方取れるのが理想。過剰繁殖の2枚目は必要ない。
セットキープ
▲ガフへ1ターンでも早く変身するために電光刹花は必ず残す。電光刹花が2枚取れた場合はポーチは流す。
▲優先度的には電光刹花>予習>ポーチ。いずれか1枚でいい。
クラスキープ
ハンター(中身がローグの場合も含む)
▲ハンターや泥棒ローグは盤面の除去さえ行えば停滞してくれるので、ゴライアスは非常に有効。
マリガンまとめ
基本的に全てのマッチアップにおいて、全力でマナ加速を探します。
【予習】や【重さ当て】等のカードを単キープしていた時期もありましたが、結局【ガフ】を引くことを初期目標にした方が良いと結論付けました。
セットキープとして【ポーチ】を残す意義としては、1ターン目に【練気】か【電光刹花】を生成し、1ターンでも早くマナ加速を行うためです。
各カードの解説
【電光刹花】
【過剰繁殖】や【ガフ】を1-3ターン目に使ったり、《日蝕結界》や【ゴライアス】を早期にプレイすることでアドバンテージを取ることが主な役割です。
マリガンで単キープすることは少ないですが、他のカードとのセットキープならば検討しても良いでしょう。
【自然学の予習】
何かと1マナ余ることの多いデッキであることに加えて、【過剰繁殖】や《日蝕結界》を1ターンでも早くプレイすることが勝利に繋がるので採用されています。
カード1枚で呪文カウントが2つ進むため、【フクロウ】の早期着地にも貢献してくれます。
ピックするカードはデッキに採用されているものを優先してください。
【伸縮自在ポーチ】
残り1マナ状態で使用することで【練気】や【電光刹花】に変換できたり、マナ加速後の暇なターンを埋めたりと、フレキシブルで非常に使い勝手が良いカードです。
1-6マナ帯はカードプールが広過ぎるため、使用するのは非推奨です。
【練気】や【電光刹花】が取れる0マナか、ある程度狙ったカードが取れる7-10マナ辺りがおすすめです。
【ガフ】変身後の11マナ以降にプレイし、10マナカードをピックする動きは非常に強力です。
▼10マナカードのプールは暗記しておきましょう。
【森の王アイヴァス】
ドルイドの苦手な単体除去をこなしてくれる上に、巨大な挑発ミニオンとしても機能してくれる唯一無二のミニオンです。
マナ加速さえできれば、これ一枚で盤面掌握できるゲームも多いため、【月明かりの導き】でコピーを作るのも強力です。
6マナで5/5、7マナで7/7、8マナで9/9まで育つので、ある程度の目安にしてください。
【智慧の宝珠】
序盤にマナ加速カードが引けないと話にならないデッキなので、高マナカードと低マナカードを選別する為に採用されています。
選ばなかったカードはデッキの底に置かれる為、【マリゴス】や【セナリウスの結界】等の底にあったら困るカードは熟慮してください。
【月蝕】
アグロやテンポデッキへの時間稼ぎカードです。
マリガンでキープすることは少ないですが、マナ加速が引けた場合のセットキープとしてなら検討しても良いでしょう。
【月明かりの導き】
序盤にマナ加速をサーチしたり、終盤にドロー兼バリューカードとして使うのが主な用途です。
基本的には追加ドローまで発動させたいので、同ターンに使えるカードをピックするのが無難と言えるでしょう。
コストの下がった【フクロウ】をピックする動きがどのマッチアップでも最強です。
【重さ当て】
特筆することのないただの2マナ2ドローです。
マナ加速後の手札枯渇時に【日蝕】とセットで使うこともありますが、大抵の場合は《日蝕結界》に残しておいた方が良いと思います。
【日蝕】
ほとんどの場合、【セナリウスの結界】とセットで使う前提のカードです。
稀に【重さ当て】や【月明かりの導き】と使うこともありますが、正直そこまで強力とは言えないレアケースなので、慣れないうちは【結界】とのコンボだけを意識しておけば大丈夫だと思います。
【過剰繁殖】
このデッキにおいて2番目に強いカード。
マリガンで真っ先に探しに行きましょう。
初手に【電光刹花】や【コイン】がある場合、何も考えずにプレイして大丈夫です。
1ターン目に【伸縮自在ポーチ】がある場合は、【練気】か【電光刹花】に変換しておき、いち早くマナ加速ができるようにしておきましょう。
【野生の心のガフ】
当デッキの最強カード。
ヒーローカードは金にするとバリュー高いです。
理想の動きとしては、1-2ターン目に【過剰繁殖】を使用し、3-4ターン目に【ガフ】を使用することですね。
可能ならば【ガフ】変身時と同ターンにヒロパで追いマナ加速しましょう。
【ガフ】変身後はできるだけ毎ターンヒロパでマナ加速を欠かさず、9マナに到達した辺りからドローかマナ加速の2択に切り替えると良いでしょう。
逆に言えば、9マナまでは多少弱い動きになったとしても、ヒロパのマナ加速を優先した方が良いです。
このデッキは11マナを突破した辺りから急速に強くなっていくので、ヘルスが持つならどんどんヒロパでマナ加速しましょう。
【怪力男】
変妖のための8マナ以上のカードは6枚しか採用されていないものの、【ポーチ】や【月明かり】のコピーからも引っ張ってこれるのでなんの心配も要りません。
ひとつ注意点として、【月蝕】から【結界】を使った場合のみ、【結界】が6マナ扱いになり、【怪力男】が変妖しないので気をつけてください。
【本影のフクロウ】
こいつのお陰でアグロやテンポデッキに遅れを取らずに戦えてます。
【予習】や【月明かり】は呪文カウント稼ぎとして優秀なので、対アグロの場合は意識しておくと良いかもしれません。
【月明かり】から【フクロウ】をコピーする動きはかなり強いのでオススメです。
【貪り喰らうものミュターヌス】
マナ加速前提のデッキならば入れ得ミニオン。
投げるタイミングはプレイヤーの好みなのでおまかせします。
【スニードの傑作機ゴライアス】
ミニオンを並べてくるデッキ全般に刺さります。
特にハンター・シャーマン・パラディン・泥棒ローグに刺さる印象。
彼らにはマリガンでキープするのもありかもしれません。
【セナリウスの結界】
【日蝕】でのコンボ前提のカードです。
単体で使うとクソ弱いです。
当たり前の話ではありますが、相手の盤面が埋め尽くされている状態で《日蝕結界》するのはかなり弱いので、他に盤面除去手段があるのなら先に除去してからにしましょう。
除去を優先するのはハースストーンの常識ではありますが、《日蝕結界》が手札にあるとやりたくなりがちなので一応忠告しておきます。
【涜れし将校】
ドルイドはデカいミニオンの除去が苦手なので、マナさえ足りれば最強の盤面除去手段です。
ミニオンを展開してこないデッキに対しては無用の長物ですが、このカードのお陰で勝てる試合も多いので、結論として2枚積みです。
【呪文の紡ぎ手マリゴス】
終盤の《日蝕結界》と【月明かりの導き】が本当に強いので、それらを引っ張る為のカードといったところ。
11マナ以上ある状態だと、【マリゴス】が着地してからも呪文が継続して使えたりするので本当に強力です。
非採用カードの解説
一度採用はしたけれど、結局抜けていったカード達を紹介
【練気】
【過剰繁殖】や【ガフ】をプレイできるターンが1ターン早まるが、マナ加速できるならそもそもドローカードか高マナカードを採用しておいたほうが動きが安定する。
寧ろマナ加速後に手札の枯渇要因になることが多かったので不採用となった。
【野生の繁茂】
序盤に引く分には強いが、後半に引いた時が本当に弱いし、3マナから5マナになったところで8マナミニオンは遠過ぎるので、リスクの割にリターンが見合わない。
デッキ外から引く分にはかなり強い。
【月触れのアミュレット】
このデッキのプロト版に採用されていたカード。
正直なんのために入っているのか謎。
即抜いた覚えがある。
【運命の支配者ヨグ=サロン】
相手に盤面を広げられ、窮地に追いやられた時に真価を発揮するカード。
…なのだが、大抵の場合はこいつのマナが重すぎてこいつ自身のせいで窮地に追いやられていることが多いマッチポンプ野郎。
そもそも窮地に追いやられないようなカードを採用したほうが良い。
【ポーチ】から引く分には強いです。
覚えておくべき強力なコンボ
【予習繁殖】
▲過剰繁殖がマリガンで取れた場合は予習も残します。予習を2ターン目までに使うことで4ターン目に6マナ用意することができます。
【日蝕結界】
▲昨今のドルイドでは鉄板コンボです。マナ加速している間に削れたヘルスを回復しつつ、盤面を展開します。この2枚を手札に引き込むためにマリゴスを用います。
【初手ポーチ】
▲残り1マナ状態でポーチを使用すると練気か電光刹花が取れます。ゲーム序盤なら迷わずやっておいていいコンボです。
【刹花マナ加速】
▲電光刹花があるなら迷わずマナ加速しましょう。1ターン目電光刹花*2ガフも強力。
【導きフクロウ】
▲ある程度呪文カウントが進んでいる状態で使います。
【10マナサーチ】
▲10マナカードは日蝕を使ってでも探す価値があります。主にレイトゲームで使う手法です。
ゲーム全体の流れ
ゲーム序盤(1~4マナ)
マリガンでマナ加速を探し、引き次第1ターンでも早くプレイする。
引けなかった場合、ポーチで【練気・電光刹花】を生成したり、ドローや発見でマナ加速を探す。デッキを10枚めくっても引けなかった場合は負け濃厚。
ゲーム中盤(5~8マナ)
上手くマナ加速ができた場合は、大抵相手が盤面を広げているか、自分のヘルスが相当削れている状態なので、即刻除去の体制に入っていく。
【フクロウ・アイヴァス・ゴライアス・将校】をプレイして反撃の体制を取る。
【電光刹花】等で10マナ用意できそうなら、積極的に《日蝕結界》のプレイを試みる。
相手がコントロールやコンボデッキの場合は、【ミュターヌス】か【マリゴス】を探しにドローを回していく。
【ガフ】に変身している場合は、いち早く10マナの突破を目指す。
ゲーム終盤(9マナ以降~)
アグロやテンポデッキが相手ならこの辺りでもう勝負はついているが、継続している場合はここからはカードバリューの勝負になっていく。
より効率よくマナを加速させ、効率よくドローをこなし、効率よく除去することを考える。
この辺りは文章で伝えるのは難しいが、プレイングが出るとすれば【導き・ポーチ・予習】等の発見要素でのピックセンスが全てになってくる。
極論を言ってしまえば、『バリュー勝負なら重いカードを取っておけ』というのが一番近いかもしれない。
状況が状況なら【星界配列】や【適者生存】も普通に取りますね。本当にケースバイケース。
マッチアップアドバイス
泥棒ローグ(微有利)
序盤の【ノール】と【二重スパイ】さえ捌ければ十分に勝てる相手です。
それ以降の相手の強い動きは【スキャブス】くらいなので、7ターン目以降は無駄に盤面を広げすぎないように気をつけましょう。
ミニオンをバウンスされても良いように、ある程度手札スペースを空けておくのもいいかもしれません。
このマッチであってもマナ加速している暇は十分にありますが、【ノール】と【二重スパイ】の除去方法だけは考えておいた方がいいでしょう。
大抵の場合は、【月蝕・フクロウ・ゴライアス・アイヴァス】に頼ることになります。
相手は小ぶりなミニオンも展開してくるので、【ノール】の除去に【将校】を使うのは運要素が強くおすすめできません。
終盤に盤面で勝っていても、ヘルスが20程度だと【ミスター・スマイト】や【邪道刺し】で削り切られるので、早めに《日蝕結界》を探してヘルスは高めを維持しておきたいですね。
武器ローグ(微有利)
マナ加速ができれば早期の《日蝕結界》が間に合うので受け切れますが、加速できなければ大抵受けきれません。
相手のミニオンを除去してアドバンテージを取る手法が無効なので、【ゴライアス】や【将校】が手札でダブつくと負けるイメージです。
マナ加速してから【マリゴス】着地させて《日蝕結界》を探すプランで問題なく勝てます。
クエストウォリアー(有利)
戦い方は泥棒ローグと似た感じ。
相手のミニオン展開は遅いので、マナ加速を優先しても除去が間に合うことが多いです。
こちらはどのタイミングでも【ゴライアス】と【将校】が刺さる上に、相手の強力な除去は1マナ5ダメージくらいなので、こちらが大きめのミニオンを展開できれば、勝手にミニオン同士をぶつけてくれます。
【ロカラ船長】は【将校】で食べるか、【アイヴァス】で除去すると良いでしょう。
8マナ+【怪力男】が揃っているならば、【電光刹華】2枚から無理やりプレイしても普通に通ったりします。
【アネザロン】や【ゴールドシャイア】を【死者蘇生】で使い回されると大抵負けます。
相手の除去手段が恐ろしく豊富なので、普通に戦っていてもほぼ勝てません。
こちらの勝利プランとしては、早期の【ガフ】変身から10マナを突破し、【ポーチ】から出した10マナミニオンのバリューで勝つくらいですね。
相手のデッキのミニオンを全て除去することで初めて勝利に辿り着けるので、【ヨグサロン】や【ダークムーンうさぎ】等の強力な除去を探しに行きましょう。
13マナ用意して、《日蝕ポーチ》という選択肢も全然アリだと思います。
【将校】と【アイヴァス】がぶっ刺さるマッチなので、普通に戦うだけでも有利です。
唯一の負け筋として、【バロフ】の全体除去と【リアドリン】の手札バリューが強力なので、【ミュターヌス】でのハンデスが勝利に直結したりもします。
【将校・アイヴァス・ミュターヌス】を【月明かりの導き】でコピーすることを意識すると勝ちやすくなるでしょう。
フェイスハンター(不利)
マナ加速して《日蝕結界》というプランは絶対に間に合わないので、細い勝ち筋を狙うのであれば【電光刹花】を活用するべきです。
【電光刹花+ゴライアス+怪力男】か【電光刹花+マナ加速】から【フクロウ】を探しに行くプランが現実的です。再現度はかなり低いですが。
モザキメイジ(不利)
早期に【循環】を使われれば絶望的。使われずにこちらがマナ加速できれば勝ち筋が見える感じです。
とにかく除去手段が豊富なデッキは厳しいですね。
【ミュターヌス】で【モザキ】を食べたり、【循環】2枚使用後に【星界配列】を使ったりするのも勝ち筋としては存在しますが、細過ぎるので狙ってやるのは不可能でしょう。
ヒロパメイジ(超有利)
こちらの展開する大型ミニオンを相手は除去できないので、マナ加速できなくても勝てるマッチです。
確実に《日蝕結界》を2セット行うことを意識しておけば負ける要素はありません。
OTKシャーマン(有利)
マナ加速さえできればほぼ勝てますね。
【日蝕結界・ゴライアス・将校・ミュターヌス・フクロウ・アイヴァス】等全て刺さるので、この辺りの重要ミニオンを【月明かりの導き】でコピーできれば特に苦労はしないでしょう。
欲を言えば【ヨグサロン】や【ダークムーンうさぎ】等の10マナ除去が欲しいので、【ポーチ】の使い道は熟慮してください。
おわりに
マリガンは単純なデッキなので簡単なデッキに思われがちですが、発見が絡むデッキは基本的に難しいです。
慣れてくれば選択肢の多さが楽しくなってくるので、是非この記事を期にドルイドを楽しんでもらえると幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
▲フルアートすこ