スペルメイジデッキガイド #ハースストーン #荒ぶる大地

はじめに

こんにちは、どりるです。
今巷で話題のスペルメイジについての記事です。

私自身もこのデッキを触って3日程度しか経っていませんが、昨日アジアサーバーのレジェンドを達成しました。

『気になってるけどまだ触ってない』
『そもそも新環境を全然遊べてない』

という方の為に、先駆者の知見を綴ろうと思います。

新環境が始まって日が浅いので、“デッキガイド”と呼べるほどのものではないかもしれませんが、情報が全くないよりは良いと思うので、出力できるだけ文字に起こしておこうと思います。

スペルメイジでアーリーレジェ😊
メイジにわかだけど楽に登れたのでやっぱり壊れてる🧐 pic.twitter.com/OpwC6VE8wn

— どりる🌻\(•◡•)/🌻 (@DRILL_hs) 2021年4月4日

デッキリスト

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私なりに色々試しましたが、今のところThijsのリストが一番しっくりきてます。

【ネザーウィンド】や【燃焼】が少し怪しかったり、【フレイムストライク】の一枚刺しが気になったりはしますが、とりあえず使うには不便はないリストだと思います。

一夜漬けは少々使いにくい印象を持つかもしれませんが、これは2枚積んで間違いないと思います。

まだまだ発展途上のリストなので、『来週になったら4枚以上刺し変わってる』なんてことも普通にあり得るので、ご理解ください。

マリガン

▲【狂気のデッキ】と【詠唱者の循環】がマストキープです。

このどちらかを引けないとそもそもゲームが始まらないので、このデッキを初めて触るならこの2枚を全力で探して良いと思います。

▼ある程度デッキに慣れてきたら、【力の源】や【新鮮な湧き水】のキープも考慮してください。

この2枚もかなりカードパワーが高く、初手で残しても良い活躍をしてくれます。

【アペクシス・ブラスト】はカードパワー自体は高いのですが、マリガンで残すほどではないと思ってます。
後攻なら若干アリかもしれませんが、【狂気】や【循環】を素直に探した方が良いです。

【根源学の予習】は単体では非キープ。
【一夜漬け】とのセットキープもアリかもしれませんが、実際に残したことはないです。

ゲームプラン

このデッキの勝ち筋は大きく分けて2パターンです。

①【狂気】を序盤で使用して、急速な盤面展開で相手の除去が追いつく前に決着をつける【狂気プラン】

▼3マナの【グルダンの髑髏】や【滋養】、7マナの【ナグランドスラム】が特に強く、【狂気】を使った後に【循環】まで使えると鬼に金棒です。

ただ一つ欠点があるとすれば、変換後のカードにドローカードがなかった場合、そこから急速に息切れを起こす場合があります。

そういった事故を回避する為に、マリガンで【狂気】が引けた際は【爽やかな湧き水】のキープを強くお勧めします。

②【循環】を序盤で使用して、実質的なマナ加速で盤面を掌握し、バースト呪文で相手の顔面を削りに行く【循環プラン】

1マナの呪文が0マナになることでかなり取り回しが良くなったり、4マナの【アペクシス・ブラスト】や3マナの【ファイアーボール】はスペルダメージ系のミニオンと好相性です。

スペダメミニオンは【根源学の予習】から取れることはもちろん、【力の源】からも取れるので、こちらのプランを狙うなら覚えておくと良いでしょう。

一つ注意点があるとすれば、『2枚目の循環はあまり強くない』ということですね。

1マナが0マナになるのが特に大きい恩恵なので、盤面を疎かにしてまで2枚目を使う価値は薄いです。

【狂気のデッキ】の強さが騒がれてはいるものの、実際にはこちらのプランで勝つことの方が多いです。

このデッキの本質とは

スペルメイジと聞くと『盤面関係なしにバンバン顔にダメージ飛ばして勝つ』ようなイメージを持つかもしれませんが、実際には『盤面のテンポをしっかり取って勝つ』デッキです。

盤面のテンポを取る為には、優秀なミニオンが必要ですし、優秀な除去呪文も必要です。

一見重要ではなさそうな【力の源】が評価されているのはこの為ですね。

確かに、ゲーム終盤は顔面に呪文ダメージを叩き込んで終わることも多いですが、序盤〜中盤は丁寧にテンポを取ることが求められます。

相手に一方的に顔面を殴られて負けることが多い場合、盤面のテンポを疎かにしている可能性があります。
理由のわからない負けが多い場合は、少し盤面を取ることを優先すると良いかもしれませんね。

各カードの解説

察しの良いプレイヤーならここまでの説明で十分戦えるとは思いますが、『そもそもメイジを触ったことなくてよく分からない！』という方の為に、個々のカードを軽く解説しておきます。

力の源

1マナ3ドローの強呪文です。
コアセットの導入によって、カードプール内の弱いミニオンが減った影響で、7割以上の確率で有用なミニオンを引っ張ってこれます。
これ一枚で序盤の盤面を取ることも容易な為、マリガンで残す選択肢も十分にあり得ます。

根源学の予習

▼そもそも呪文ダメージを持つミニオンが8体しかいない為、大抵の場合欲しいカードが引けます。

特に【共同実験者】と【ブラッドメイジ・サルノス】と【封印されしフェニックス】が飛び抜けて有用なので、迷ったらこの3枚を取ると良いです。

退化の矢

1マナ最強除去です。
これ一枚で大抵の盤面が無力化できます。
3マナ以下のミニオンなら0/1/1のサイズにできるので、特に序盤に有用なカードという感覚ですね。
横にミニオンを広げられると旨みが薄いので、相手のミニオンが1〜3体の状況で打つのが良いと思います。

頭を冷やせ！

そこまでシナジーが強いわけではありませんが、序盤は【狂気】や【循環】を優先的に使いたいので、余った1マナでテンポが取れるのはとても便利です。
コントロール相手にはゴミカードになってしまうのが玉に瑕。

狂気のデッキ

コアセット導入のお陰でゴミ呪文が軒並み削除され、ナーフも囁かれるほどに強くなってしまったカード。
循環未使用状態ならゲーム中盤でも使った方が良いです。
循環使用後だと【ナグランドスラム】が出なくなったりする影響でかなりパワーが落ちてしまう為、ご利用は計画的に。
循環2枚を使った後だと本当に粗大ゴミデッキになってしまうので、ゲーム終盤では使わない方が良いです。

詠唱者の循環

2マナの【野生の繁茂】と同等の強さです。
個人的には狂気よりも重要。
【狂気】と【循環】が両方初手に揃った場合はそのまま勝利になりますが、必ず【狂気】からプレイしてください。

ルーン・オーブ

重要度は低いですが、かなりの便利呪文です。
【フェニックス】が起きたターンに顔に打てるとハッピーになれます。
元々デッキに採用されているカードを優先的にピックしてください。

一夜漬け

大抵の負け筋は手札が回らなかった時なので、2マナで1〜3ドローが保証されているカードは強いです。
トップドローの【一夜漬け】に期待して、【フェニックス】をあらかじめ出しておくプレイはよくやりますね。

燃焼

アグロやテンポデッキが多い環境なら有用な呪文ですが、コントロールが多いなら腐ります。
特に採用に大きな理由があるわけではない為、今後抜ける可能性もあります。

ネザーウィンドのポータル

3マナで4マナ相当のスタッツが見込める為『単純に強い』という理由だけで採用されている枠なので、今後抜ける可能性もあります。
ただ、【狂気】を使った時の3マナカードはかなり強いので、そういった意味合いで入っているのだと思います。

魔力なる知性

3マナで使うのはちょっとしょっぱいですが、【狂気】や【循環】を使った後はドローを回したいので採用せざるを得ない。

爽やかな湧き水

0マナ2ドローの隠れOPカード。
4マナある状態ならまず先に使ってください。
マナが下がっている状況だと、使用後にマナが回復する地味な効果もあります。
【おおヨグよ！】や【救いの聖馬】、【呪文相殺】等の秘策に引っ掛かると損失が大きい為、パラやメイジ戦の秘策には気をつけてください。

ファイアーボール

大きめの挑発か顔面にしか撃ちません。
普通のミニオンに撃ったら大抵打点足りなくて負けます。

アペクシス・ブラスト

これも重要な呪文で、4〜5ターン目に撃てるとその後の展開が楽です。
5マナミニオンは急襲持ちが少なくないので、大抵は顔に撃ちます。
【ソラリアン】をデッキに混ぜるとミニオンが出なくなるので注意。

クトゥーンの仮面

素の7マナ状態だとかなり弱いです。
主に【狂気】で【ナグランドスラム】を得るためのカードで、場合によっては7マナ10点のバーストとして使わなくもないかなってレベルですね。
初手で引いてしまうと負けがかなり近いです。

フレイムストライク

ほぼ【ナグランドスラム】要員。
パラやローグ戦だとそこそこ強かったりするが、やはり6マナ以下でないとまともに使えない。
そのうち抜けそう。

以下、非採用だけど有望なカード

輪投げ

【循環】を使う前提ならばレイトゲームで有効。
初手で引くととても弱い。
安定性に欠けるという意味で最近では採用されているのはあまり見ない。

智慧の宝珠

1ターン目に装備できるとそこそこに強いが、中盤以降に引くと粗大ゴミになってしまうので、強さの振れ幅がすごい。
個人的には割と好き。

呪文相殺

呪文を多用するクラス相手ならそこそこやる系。
その他のクラスにはわざわざ3マナ払う価値は薄い。
個人的には弱いと思ってる。

【おまけ】狂気のデッキの特殊な仕様

現在のスタンダードの呪文カードプールには、

10マナが【ナグランドスラム】と【適者生存】の2枚

9マナが【希望の聖典】1枚のみ

のため、6マナや7マナの呪文を変化させることで、狙ったカードを作ることができます。

【循環】を1枚使ったあとに【狂気】を使うことで、7マナの呪文を全て【希望の聖典】に変えることがきます。

これは対アグロやフェイスデッキに対して大きな勝ち筋を見出すことができるので、是非覚えておきましょう。

まとめ

3日触った程度の感想なので、今後意見が変わっても咎めないで欲しい。

特にマリガンはかなりフワフワしてるので、まだまだ伸びしろがあるデッキだと思ってます。

私もメイジはそこまで詳しくないので、質問やご意見あればお気軽にリプ飛ばしてくださいな。