【2021年度版】令和のマリゴスドルイドデッキガイド【ハースストーン】
まえがき
エドウィン&ボグスパインナックルのナーフによって、若干立ち位置が良くなったマリゴスドルイドのガイドです。
久々にHSをプレイした筆者でもレジェタッチできたので、そこそこパワーのあるアーキタイプだと思ってます。
マリゴスドルイドでレジェ!!!!
— どりる🌻\(•◡•)/🌻 (@DRILL_hs) 2021年1月11日
顔詰めてくるタイプのデッキが辛かったので、樹皮をクリパワにしてます。 #ハースストーン pic.twitter.com/do59MHEh3e
デッキリスト
AAECAZICBrQDxQTanQP2rQPmugOj0QMMQP4B0wOkB+QIjK4D6LoD7roDm84D8NQDieAD0eEDAA==
上記は現在のおすすめリストです。
【野生の繁茂】の2枚の枠は比較的自由枠です。
一般的には【鉄の樹皮】が安定とされていて、個人的には【クリスタルパワー】や【菌々財宝】でも同様のパワーがあると感じています。
自身のランク帯のマッチアップ分布で差し替えると良いと思います。
マリガンガイド
マストキープ
セットキープ
・息吹+ドラゴン
・マナ加速+予習(先攻限定)
・過剰繁殖+ジェペット
対アグロキープ
マリゴスOTKコンボの解説
【マリゴスOTK】と聞くと初心者~中級者の方は身構えるかもしれませんが、本デッキのOTKコンボはかなりシンプルなので、単純なものを数パターンだけご紹介します。
①王道パターン
10マナ状態で上記のカードが手札に揃った場合に成立するOTKコンボです。
手順としては、上記を左から順にプレイするだけですね。
- 10マナ状態で【オム】をプレイ
- 【発芽】で【オム】をコピー(マナが全回復)
- 【マリゴス】をプレイ
- 【1マナ以下の呪文】をプレイ(コピーオムの効果でマナ全回復)
- 【なぎ払い】や【月の炎】等のダメージ呪文をプレイ
【月の炎】が6点、【なぎ払い】が9点なので、ヒロパ込みで最大31点のダメージが望めます。
事前に【アレクストラーザ】で相手のヘルスを15にしておけば、【月の炎】と【なぎ払い】1枚ずつで足りるので、必ずしも2枚ずつ持っていなければならないということはないです。
②【オム】1マナパターン
【ジェペット】を活用して運良く【オム】を1マナにできた場合は、コンボに必要なカードを簡略化できます。
- 10マナ時に【マリゴス】と【オム】をプレイ
- 【0マナの呪文】をプレイ(マナ全回復)
- (【発芽】があればマリゴスをコピーする)
- ダメージ呪文をプレイ
【発芽】が必須ではなくなるのがメリットで、仮に【発芽】を持っていればそれを【マリゴス】に使うことができます。
その場合【月の炎】が11点、【なぎ払い】が14点まで伸びるので、火力がかなり出しやすくなるというのが利点ですね。
③【マリゴス】1マナパターン
【マリゴス】を1マナにできた場合は、ダメージ呪文を引けた次点で勝ちです。
本デッキは23枚もの呪文カードが採用されており、【競売人】を用いれば1ターンに10枚以上ドローすることも容易です。
【競売人】と【マリゴス】が1マナになった場合は、残りの8マナでデッキを引ききって強引にリーサルを狙いに行くこともありますし、【オム】と【マリゴス】が1マナになった時はもっと簡単です。
④電光刹花強引パターン
10マナ時に【電光刹花】と【練気】があれば、強引に【マリゴス】召喚から【なぎ払い】を撃つことができるので、最大21点のダメージが見込めます。
あまり実用性はありませんが、覚えておくと使う機会があるかも。
【電光刹花】2枚でももちろん可。
各カードの解説
【月の炎】
マリゴスOTKパーツ。
1枚で6点or11点の火力になる為、雑に切ってはいけない。
対アグロなら1点除去として2枚とも使って良い。
【イセラ】でポータルを埋めた後、【競売人】でドローを進めるために使うこともあるが、2枚とも使うのは推奨しない。
【電光刹花】
強い動きができるならば基本的にいつ切っても良い。
主な使用用途としては
- マナ加速後の6~7マナ時に【ジェペットorドラゴン】を出す
- 【競売人】でのドロー
- 1~2ターン目の【過剰繁殖】
の3つが鉄板ですね。
特に3番目はアグロ&ミッドレンジ戦で重要になってきます。
【練気】
基本的に【電光刹花】と使用用途は同じ。
0マナスペルは【競売人】を引いた瞬間にドローエンジンに変わるので、序中盤で雑に吐いてしまうと後悔する場合があるので注意しましょう。
【自然学の予習】
序盤はマナ加速推進剤。
中終盤は【競売人】のドローとして機能します。
発見でピックするカード候補としては
- 元々デッキに採用されているカード
- ドローカード(対コントロール&OTK)
- 回復カード(対アグロ)
- 除去カード(対アグロ&ミッドレンジ)
- 低コストのカード(競売人のドローとして使う)
①が最も優先度が高く、②~⑤は状況によって選択します。
基本的にマナが余る状況ならばいつ使っても問題ありませんが、【競売人】のドローとして使う場合は手札が減らないので注意してください。私もたまに手札燃やします。
【クリスタルパワー】
隠れ身ローグやハンター、アグロデモハン等の積極的にヘルスを削ってくるアーキタイプに対して有効です。
1マナなので【競売人】のドローの阻害にもなりにくいのが利点ですね。
【月蝕】
実質0マナ3点除去。
除去を行いながらマナ加速をしたり、マナを使わずに【競売人】でドローを進めることができる優秀スペル。
この一枚のお陰でかなりデッキパワーが増したと言っても過言ではないです。
一連の動きに【月蝕】と【0マナ呪文】を併用する場合、先に【0マナ呪文】を使いましょう。
【重さ当て】
今拡張で実装された優秀ドロースペル。
本デッキは0マナや9マナのカードが多く採用されている為、かなり高い確率で追加ドローできる印象。
同コストのカードを引いた場合はどちらを選んでも追加ドローできない仕様です。
【夢竜の息吹】
マリドルと言えばこのカード。
序盤にマナ加速ができないと成り立たないデッキなので、手札にドラゴンがあろうとなかろうとマストキープ。
このカードの効果でドラゴンを引いた場合でもマナ加速できるので、手札にドラゴンがなくても2ターン目に使ってしまって大丈夫です。
マナ加速ができなくてもデッキ圧縮はできるので、ヒロパ押すだけよりはマシ。
【鉄の樹皮】
0マナになるまで使えないカードではありますが、【競売人】でのドローがよりスムーズになり、挑発で擬似的にヒーローのヘルスを確保してくれます。
【沼ビーム】
3マナで使うと大体負けることでおなじみのカード。
0マナになっているなら基本的に自由に切って良い。
手札が枯渇している状況なら、多少のクロックは許して【競売人】を引くまで取っておくのも重要な選択肢。
【野生の繁茂】
マナ加速は【息吹】と【過剰繁殖】で十分という考え方が一般的だが、毎試合その2枚を引けるわけではないので、より安定した加速を評価するのならば【繁茂】も十分に採用価値がある。
ある程度遅いデッキが環境に多い場合に選ぶべき選択肢。
【菌々財宝】
4ターン目までに【過剰繁殖】を引く確率を高めてくれるのが最大のメリットで、「せっかくマナ加速したのに手札が足りない!」といった事故もケアしてくれます。
呪文を3ドローできることはそこまで多くありませんが、2枚ミニオンを引いてしまうことも中々ないので、3マナ2ドローくらいの感覚で使うと良いと思います。
個人的には【繁茂】の方が汎用性は高いかなぁと思ってます。
【なぎ払い】
マリゴスOTKパーツ。4マナ9点or14点の火力が出る。
【月の炎】と【なぎ払い】が1枚ずつあれば最低でも15点は出せるので、1枚なら切ってしまっても全然構わない。
【過剰繁殖】
4ターン目までにこのカードを引けるかどうかで勝率が顕著に変わる。
このカードがマリガンで引けた場合、他のキープがかなり緩くなります。
【発芽】
マリゴスOTKパーツ。
基本的にOTKまでは切ってはいけない。が、【マリゴス】or【オム】が1マナになっている場合は【発芽】がなくてもOTKが可能なので、強力な動きができるのであれば道中で切っても良い。
【自然学の予習】からピックすることもままある。
【ガジェッツァンの競売人】
本デッキ最重要カード。
マナ加速後に【競売人】でドローを回してOTKパーツを揃えるのが本デッキの大きな勝ち筋なので、ドローエンジンとしての依存度はかなり高い。
競売人チャリチャリがスムーズに行えるようになるのは7マナ以降になるため、マリガンで残すことはほとんどない。
【森番オム】
マリゴスOTKパーツ。だが、OTKが必要ないマッチならば切れる時に切って良い。
覚えておいてほしい仕様として、オムの効果発動に【練気】や【電光刹花】を使った場合、マナ全回復+追加マナが付与されます。
あと、オーバーロードでロックされたマナは回復しない仕様です。
【ジェペット・ジョイバズ】
隠れた切り札。
本デッキにおいて最強カードの一角。
プレイするだけで少なくとも10マナ以上は踏み倒せるため、マナ加速後にこいつを真っ先にプレイすることを目標にしてください。
引いてきた1マナカードの活用法は以下の通り
・1マナ【競売人】を引いた場合
強力なドローエンジンとして機能します。
できれば【イセラ】プレイ後にドローを回すのが理想ですが、そうでなくてもゲーム終盤で不必要になった呪文を捨て、一気にOTKパーツを探しに行きます。
【沼ビーム】や【月蝕】で盤面にも打点が出るので、ドローを回しているだけで同時に除去を潤沢に行うことができます。
アグロ等に盤面を広げられて追い詰められた場合でも、【1マナ競売人】でチャリチャリしていたらいつの間にか盤面が優勢になっていることもザラにあります。
手札が本当に少ない場合、【1マナ競売人】を【発芽】でコピーしてドローを回すことも少なくありませんね。
・1マナ【オム】or【マリゴス】を引いた場合
OTKコンボの項目にも書きましたが、この2枚のどちらかを1マナにできればかなり早い段階でコンボが成立します。
既に手札にダメージ呪文がある場合は次ターンや同ターンのリーサルも普通にありえるので、この2枚が引けたらアタリだと思ってください。
・1マナ【アレクストラーザ】を引いた場合
1マナで15点与えたり、回復したりできます。
他に比べて用途は単純ですね。
主に対アグロ時に強く作用するイメージです。
・1マナ【イセラ】を引いた場合
実際のところ、一番マナを踏み倒せるのは間違いなく【1マナイセラ】ですね。
【1マナ競売人】を一緒に引ければ一気にドラゴンの軍勢を相手に押し付けることができるので、それだけで勝ち筋になりえます。
ただ、ポータルが全然引けない場合においては一番のハズレ枠とも言えますが、まぁその辺りはご愛嬌。
【アレクストラーザ】
9マナ払って相手に15点与えるお馴染みのカード。8/8ボディはオマケ。
このデッキに慣れてくるとマリゴスで30点出すことも少なくないので、意外と出番が少ないカード。
【解き放たれしイセラ】
【マリゴスOTK】には全く関係ないが、【電光刹花】で早い段階で召喚したり、【ジェペット】で1マナにできるとそれだけで勝ち筋になりえるパワーカード。
ポータルを埋めた後は、【競売人】や【重さ当て】で率先的にドローを回しましょう。
ゲーム全体の流れ
実際にゲームを始める前に、本デッキの大まかな流れを記述しておきます。
プレイ中に迷ったら見直してみてください。
1ターン目~4ターン目
- ゲーム序盤はとにかくマナ加速を目的とします。
- 一切マナ加速をせずに5ターン目を迎えた場合、よほど相手が事故ってない限りは負けだと思ってください。それくらい重要です。
- そもそもマナ加速ができないとゲームそのものが始まらないので、【重さ当て】や【夢竜の息吹】でドローを回すことでマナ加速カードを探しに行きます。
- 手札に【沼ビーム】や【なぎ払い】等の呪文があったとしても、除去よりもマナ加速を優先することが多いです。
- 【月蝕】はどのタイミングで切っても大丈夫です。
- 【コイン・練気・電光刹花】と【マナ加速カード】が手札にある場合、相手のアーキタイプによって早めに加速するか否かを判断してください。
例1:相手がアグロなら、1ターン目に【コイン+電光刹花+過剰繁殖】をプレイする。
例2:相手が遅めのデッキなら、【コイン・練気・電光刹花】は温存する。
5ターン目~7ターン目(7マナ~9マナ時)
- この時点でマナを2加速以上していることが理想です。
- 1加速であっても、【電光刹花】があれば展開が間に合う可能性があります。
- 手札に【イセラ】や【ジョイバズ】があれば迷わずプレイしてください。
- それらがない場合は【競売人】でドローを回して探しにいきます。
8ターン目以降(10マナ)
- アグロなら自分の顔を守りきって勝ち、それ以外の相手なら【イセラ】でドラゴンを展開するか、【マリゴスOTK】を決めて勝ちといった感じです。
マナ加速→ジェペットor競売人探す→OTKパーツ集める
といった感じですね。
Q&A
Q.デッキの有利不利教えて
A.有利なのはコントロール全般。不利なのはアグロ全般。
有利:旋風脚ローグ、ウォリ全般、ガラクウォロ、プリ全般、ハンター全般
不利:アグロデモハン、ズーウォーロック
Q.ズーに勝てないなら弱くない?
A.ドルイドでズーに勝とうとすることがそもそも間違ってるけど、私の戦績的には4割は勝ててる。むしろズーとアグデモ以外には五分以上が付いてるから環境的には強い方だと思ってる。
A.ピエロはゴミ。守護獣もゴミ。ハイランダーはそこそこ戦えるけどおもちゃ寄り。マリゴスはガチ。
Q.明確な負け筋って何?
A.2ターン目の段階でミニオン4枚とか手札にあると大体負ける。0マナ呪文だらけとかもやばい。
Q.競売人チャリチャリの時間足りないんだけど
A.行くと決めたら自分のターンになった瞬間に競売人投げろ。即断即決。
Q.菌々財宝でマリゴス引いたらどうすんの
A.負けだよ